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対米関係

米中関係は不安定な経緯をたどってきた。1989年の天安門事件以後、アメリカは人権蹂躙を理由に中国に経済制裁を加えるなど、厳しい態度で臨んできた。しかし、1993年のクリントン政権下においてはその方向性を変え、大統領の北京訪問や台湾に関する三不政策の表明等により中国との関係を強化し始めた。続くブッシュ政権はその手のひら返しとも言える政策転換を非難し、再び中国を脅威として捉える方向へ進んでいた。

9/11がアメリカを変えた

そのブッシュ政権に突如立ちはだかった最大の課題、それが2001年の9/11同時多発テロである。アメリカのテロとの戦い、中国が抱える"恐怖分子"への対処、という両国の思惑が重なった結果、米中間は急接近することとなる。

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