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転がり続ける日中関係

2001年に誕生した小泉内閣下において、日中間には数々の問題が発生した。首相の靖国参拝問題や歴史教科書の記述を巡る問題、南沙諸島の領有権問題といった両国の歴史に端を発する数々の対立により互いの溝を深め、「政冷経熱」とも呼ばれた国家間関係の冷え込みを生んだ。それは双方の国民の間に反日や反中といったナショナリズムと結びついた思想を、広く根付かせるまでに至ってしまったのである。

改善の兆し

中国国内では日本に同情的な「対日新思考」のような論文が発表されたが、共産党は抗日戦争での勝利により中国の独立を得たとしていることから、官民問わずの批判に晒された。しかしながら、2005年頃からは政府側からも対日新思考を肯定した意見も出始める。

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