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全人代とは

中国の憲法が定める国の最高機関が「全国人民代表大会」、通称「全人代」である。社会主義国である中国にも、行政・司法・立法の三権をつかさどる機関が存在するが、全人代はこれらの上に立つものであり、実質、これらの三権を支配している。全人代は、全国の省・直轄市・自治区・人民解放軍の代表者で構成されており、年1度開催される全人代において、国家主席の選出や各種法律・憲法の制定・改正など、重要な決定が行われる。

「満場一致」の終わり

かつての全人代は共産党の意向をそのまま反映させるための殆ど名目だけの存在であったが、改革開放の路線へシフトした1980年代以降は議案の否決や審議が長期化するなど、その性格を大きく変えつつある。

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