人民解放軍とは

中国の軍事力の主力を担う人民解放軍は陸海空合わせて225万人もの巨大な軍隊であるが、国軍ではなく共産党傘下にある組織である。その装備の殆どが旧式化しているとされていたが、近年は陸、海、空の三軍全てにおいて装備の近代化や旧型から新型への装備更新、国産兵器の開発が活発で、毎年膨大な額の国防予算が国家予算から計上されている。国防予算は非公開の箇所も存在しており、その正確な数字は不明である。

核攻撃能力の保持

中国は建国間もない1950年代頃から核開発を進めており、大陸間弾道弾や核爆弾の搭載能力を持つ爆撃機を数多く保有している。将来的には潜水艦からのミサイル発射も可能になると見られており、新型の固体燃料式ミサイルや移動発射プラットフォーム、巡航ミサイルといった物が戦力化すれば、極東方面における軍事バランスは大きく変動すると考えられる。